© 格安SIMへの乗り換え(MNP)で注意すべきチェックポイント All rights reserved.

2.【MVNOとは】MNPするなら、まずは選ぼうMVNO(格安SIM会社)!【選び方】

20174/25

【MVNOとは】MNPするなら、まずは選ぼうMVNO(格安SIM会社)!【選び方】

目次

「なぜだか知らないけどとても安い料金で提供しているスマホ会社がある。」
多くの人は格安SIM会社いわゆる「MVNO」にこのような印象を持っているのではないでしょうか。

なぜこんなにも安いのか?auやドコモ、ソフトバンクと何が違うのか?彼らは何者なのか?

ここではその疑問にお答えするほか、MVNOの選び方、おすすめのMVNOなど「MVNO」についてくわしくお話をしたいと思います。

MVNOは格安SIMの会社!でもキャリアの回線を使っている…?「MVNOとは?」

冒頭で軽く触れたように「MVNO」とは大手キャリア(auやドコモ、ソフトバンク)から回線を借りて格安SIMを販売している会社です。

最近テレビCMでよく目にする、深田恭子をはじめとした美人三姉妹と色違いのガチャピンの「UQモバイル」もこのMVNOに含まれます。

「MVNO」とは「Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体通信事業者)」の頭文字をとった略称です。

仮想移動体通信事業者の「移動体通信」とは電気通信のことを指します。
一方auやドコモ、ソフトバンクのようなキャリアは「MNO(移動体通信事業者)」と言われています。

では「MVNO」の何が「仮想」なのでしょうか。

それは通信するための「設備」です。
通常キャリアなどはそれぞれ通信設備(たとえば基地局)を山の上やビルに持っていて、それを使い通信サービスを行っています。
「MVNO」にはこの設備がありません。

そのためキャリアの回線を借りて通信サービス事業を行っています。

そこで新たに出てくる疑問は「なぜ同じキャリアの回線を借りているだけでこんなに安くなるの?」という点ですね。

最近ではMVNOも比較的勢いがあるためそれほど感じられなくなってきたとは思います が、この安さの要因は「ネット上ですべてサービス提供をしているから」です。

たとえば

「スマホの購入手続きをすべてネット上のオンラインでする」
「お客様サポートや相談窓口をチャット形式にする」

これだと店舗運営費がかかりませんね。

それに加え回線の設備費用、維持費用もかからないのです。かかるのは回線のレンタル料ですが、これも2016年度に大幅なレンタル料引き下げがどのキャリアでも行われました。

キャリアのレンタル料引き下げ額(2015年~2016年)

au 1,166,191円→967,983円 約19万8千円の値上げ
ドコモ 945,059円→780,509円 約16万4千円の値下げ
ソフトバンク 3,517,286円→1,166,697円 約235万円の値下げ

この莫大なコスト削減ともいえる事業形態が格安と言える由縁だと言えるでしょう。

さっそくMVNOを選ぼう!…え?500社以上もある!?「MVNOの選び方」

door
今まで私たちがキャリアのスマホを購入するときau、ドコモ、ソフトバンクの三つの会社から選べばよかったと思います。

けれども総務省によれば一般的に知られていない会社も含めて500社以上ものMVNOがあるそうです。

500社ってすごいですね!
ちなみにこの中には法人向けのMVNOも含まれていますので私たち一般人の目に触れるMVNOはもう少し減ると思います。

けれども格安SIMにしたいとき、私たちはこの500社以上のMVNOの中のいくつもあるプラン(格安SIM)から選ばなくてはいけないのですね。
それってけっこう大変ですよね。

そこで、ここからはMVNOの選び方や決めるポイントをお話したいと思います。

端末「今のものを使うor新規で購入」

まずMVNOが提供する格安SIMには大きく二種類の回線があります。
それが「au系」「ドコモ系」の二つです。

もしすでに持っている携帯端末が「au」だったら。
「au系」の回線を借りているMVNOで格安SIMを買えば、そのままSIMを差し込むだけで使えるようになります。

なぜこのようなことが起こるのかと言うと、キャリアの通信には方式があるからです。

ドコモとソフトバンクは「W-CDMA」、auは「CDMA2000」といった方式で通信をしています。そのため、auの回線を借りている格安SIMはドコモのスマホでは使えないといったことが起きるのです。

ただしMVNOの中には「IIJmio(みおふぉん)」「mineo(マイネオ)」のような二つの回線を借りているところもあります。

主なMVNOの回線

  • au回線の格安SIM業者
    UQ mobile(UQコミュニケーションズ)
  • docomo回線格安SIM業者
    楽天モバイル
    DMMモバイルf
    U-mobile
    OCNモバイルONE
    LINEモバイル
    FREETEL(フリーテル)
    エキサイトモバイル
    NifMo(ニフモ)
    DTI SIM
    U-mobile
    BIGLOBE SIM(ビッグローブSIM)
    など
  • au、ドコモの2回線
    IIJ mobile
    mineo(マイネオ)

今まで使っていた携帯端末も「SIMロック解除」することにより格安SIMに変えられる場合があります。

通常キャリアの端末は他社で使えないように「SIMロック」というものがされています。

たとえばソフトバンクの機種でドコモ回線の格安SIMにしたいという場合、このロックを解除しなければもちろんほかのSIMも使用できません。

その「SIMロック解除」ですが、じつはとても簡単なのです。

各キャリアSIMロック解除の方法

・ソフトバンクの場合
6ヶ月経過で「だれでも」解除可能。
ショップだと解除手数料として3240円。
パソコン上だと無料。
(まだソフトバンクの回線を使ったMVNOが少ないため、SIMロック解除は必須)

・ドコモの場合
「申し込み方法」や「機種」によって3,240円か無料か決まる。
解約後3ヵ月以上経つと解除ができなくなる。
(ただし、docomoの場合docomo回線を使用した格安SIMが多いためロックを解除する必要はあまりなく、海外の製品や回線にこだわりがあるひと向け)
解除は契約者本人しかできないため中古品は注意。

・auの場合
6ヶ月経過で「いつでも」「誰でも」解除が可能。
パソコン上ですれば無料。
ただし、解約後はショップでしなければならない。
その場合有料3,240円、また身分証明書が必要。

またこのような「SIMロック解除」の必要ない「SIMフリー」といった端末もあります。

ただし「フリー」というと、どんな格安SIMでも使えるように思えますが、実は「対応周波数が合っているもの」でないと快適な通信ができません。
つまり「SIMフリー端末」だからといって、どの格安SIMでも快適に使えるというわけではないのです。

周波数とはいわゆる「LTE(FFD-LTE)」「3G(W-CDMA)(CDMA2000)」といった通信規格の中にある周波数帯を指します。

つまりフリー端末にMNPする場合「端末の周波数帯」と「SIMの周波数帯」が同じかどうか確認する必要があるのです。

周波数帯は各ウェブサイトの「スペック」や「仕様」→「通信方式」「対応無線規格」「CPU」内の数字を見るとわかります。

たとえばSIMフリー端末の「HUWEI」場合は
『CPU Huawei Kirin655 オクタコア(4×2.1GHz+4×1.7GHz)』
(機種によっては「FDD-LTE:B1/B3/B7」というものもあります。「B1」は「バンド1」を意味し、「B」の後ろがバンドの数字と覚えたら良いでしょう。)

という表記がされています。

続いてキャリアの周波数を見てみましょう。

キャリアの周波数

バンド数 周波数 Au(3GはCDMA2000) ドコモ(3GはW-CDMA) ソフトバンク(3GはW-CDMA)
バンド1 2.1GHz CDMA2000、LTE W-CDMA、LTE W-CDMA、LTE
バンド3 1.8GHz LTE
バンド6 800MHz W-CDMA
バンド8 900MHz W-CDMA、LTE
バンド9 1.7GHz
バンド11 1.5GHz LTE W-CDMA
バンド18 800MHz CDMA2000、LTE
バンド19 800MHz W-CDMA、LTE
バンド21 1.5GHz LTE
バンド26 800MHz LTE
バンド28 700MHz LTE LTE

もし使うものがau回線の格安SIM「UQモバイル」の場合は「バンド1=2.1GHz」に対応しているためLTE、3Gともに使えるということになります。

さらに上の対応表によれば、au、ドコモ、ソフトバンクすべてのSIMに対応しているとも言えるでしょう。

お気づきの方もいるかもしれませんが、「バンド1の2.1GHz」という周波数帯はすべてのキャリアを網羅しています。なによりこの周波数帯は海外でも多く使われ、高速ということで、安定したスマホ利用がのぞめます。そのため一番おすすめの周波数帯と言えるでしょう。

ほかにもおすすめは「LTE」の「バンド19の800MHz」です。
この周波数帯は「プラチナバンド」と言われ、地方や山の中でも電波が届きやすく、広くカバーができる特徴があります。またビルなどが多い都市部でもこの周波数帯が使われています。

また格安SIMでの通話はおもに3G回線を使用しています。そのため通話を良くするといった場合は上のことから「バンド6と19」の周波数帯をおすすめします。
SIMフリー端末は6と19の両方に対応しているものと、バンド6のみのものがありますが、多くの場合バンド6のみで十分とされています。

ここまでSIMフリーの端末についてお話ししましたが、数字がつらつらと出て、混乱した方もいるかもしれません。

もし「いろいろ考えるのはいや!」という場合は、MVNOが格安SIMと一緒に提供している端末を購入することをおすすめします

格安SIMがスマホと合わないということもありませんし、なにより格安SIMとスマホを合わせて購入するとてもお得キャンペーンが多いという魅力があるからです。

たとえばMVNOの「楽天モバイル」では端末の種類が豊富かつ、最新のものもあるなか月額1,000円以下のプランが用意されています。楽天が運営するMVNOなので楽天のポイントも使えるなどほかにはない取り組みもしています。

通話「よくするorしない」

MVNOまた格安SIMのデメリットのひとつに通話料金が高いというものがあります。そのため通話を多く利用する場合はかけ放題などのお得なプランを選ぶようにしましょう。

たとえば「NifMo」では月1,300円で国内通話が無制限でかけ放題になるプランがあります。

通信「最低速度、最適化や圧縮、バースト転送はある?」

・通信の「最低速度」
通信速度はインターネットをよく利用する方なら絶対外せない部分だと思います。よく「最高速度」という言葉に目が行きがちですが、実際気をつけたいのは「最低速度」。

なぜなら、最高速度とは本当に良い条件の中での通信速度だからです。
多くの人はお昼や帰宅中の夕方にインターネットを使用すると思います。その場合、最高速度が出ることはまずないでしょう。

通信速度で選ぶのなら最低速度を基準にすることをおすすめします。

通信速度

最低 最低
動画 0.5mbps 3mbps
動画(高画質) 2mbps 5mbps
アプリダウンロード 5mbps 30mbps
ライン、メール 0.1mbps 1mbps

・最適化や圧縮
画像や動画の圧縮によって通信速度を上げているMVNOもあり、その場合画像や動画の画質が悪くなることがあります。なかにはアプリが正常に動かないといったこともあるので、どれほどの劣化や不具合があるのか確認すると良いでしょう。

・バースト転送
格安SIMのなかには高速と低速と通信速度を切り替えられる機能があります。
けれど低速でもある程度快適には通信をしたいですよね。
そこで通信の手順を省略する「バースト転送」をおすすめしています。
手順を省略することによって低速時でも快適に使うことが可能です。

この機能はMVNOによってついているところとそうでないところがあるため一度確認が必要でしょう。

データ容量「使わなかったとき、余ったとき」

「今月はあまりデータを使わなかったなあ」とデータが余った場合、そのまま消えてしまうのはもったいないですよね。
MVNOの中には「データを翌月に繰り越したり」「ほかのだれかとシェアしたり」あまったデータもムダなく使えるプランがあります。

MNP「MNP転出手数料」

「格安SIMへMNPする話は多く聞くけどその逆は?」
万が一失敗したら、すぐ変えられる、気軽に変えられるものが良いですよね。

まず注意していただきたいのが

MVNO→別のMVNO

または

MVNO→キャリア

へのMNPは一部できないものもあるといいます。

例えば「OCNモバイルONE」では公式サイトのMNP転入についてのページを見ると「転出先事業者によっては、本サービスからのMNP転出ができない場合があります。あらかじめ転出先事業者へご確認をお願いいたします。」と記載がされています。

そして一番注意すべき部分は「MNP転出手数料」についてです。

キャリアの場合、3社にそれほど「MNP転出手数料」の差がありませんでしたが。
MVNOの場合は、キャリアと同じ価格帯の2,000円から10,000円を超えるMNP転出手数料もあるといいます。
事前での確認が必須ですね。

「【選び方】MNPするなら、まずは選ぼうMVNO(格安SIM会社)!」まとめ

choice

  • MVNOはキャリアの回線を借りている会社
  • 通信設備を借りているから安い!
  • 端末の機種・通話の有無・通信の最低速度・データの繰り越しシェア・MNPの転出料

今、CMやポスターでMVNOは盛り上がっていますが、私たち使う側も独自で確認しなくてはいけない部分が多くあります。後悔のないMNPとMVNO選びをしましょう。

関連記事

caution

20174/25

2STEPで選ぶ!格安SIMで気をつけたい「通話」プランの注意点

目次 音声通話SIMの落とし穴!購入前に確認したい「通話」のこと 自分の通話状況から選ぼう!あなたにあった通話プラン …

7.比較でわかる!乗り換え前にもう一度見たい格安SIM:デメリット編

比較でわかる!乗り換え前にもう一度見たい格安SIM:デメリット編

目次 現在は改善されつつある…?格安SIMのデメリットをご紹介 比較でわかる!改善案と現状で見る、格安SIMのデメリット…

sim

比較でわかる!乗り換え前にもう一度見たい格安SIM:メリット編

目次 格安SIMに半数以上の人が満足?その理由を徹底的に調査! キャリアとの比較で見てみよう!「格安SIM」そのメリット…

5.【個性が光る!】「使い方」で見つける!おすすめMVNO徹底紹介:後編

【独自サービス】「使い方」で見つける!おすすめMVNO徹底紹介:後編

目次 続・「使い方」で見つける!おすすめMVNO徹底紹介!…の前に あなたに合った「使い方」で見つける!おすすめMVNO…

Thumbs

20174/25

【個性が光る!】「使い方」で見つける!おすすめMVNO徹底紹介:前編

目次 独自サービスが光る!MVNOの個性的おすすめプランをご紹介!の前に あなたはどれ?「使い方」別で見るおすすめ「MV…

ページ上部へ戻る